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恋愛とは、頓馬のように鈍く輝くのではなく、互いに光り続けたいと思った時に、それはたった一つの結晶となり、私たちの胸元でいつまでも踊り続ける。
私たちの背丈よりも、巨大な天運よりも、計り知れない運命よりも、それは偉大で気高い雲や月をも通り抜けて、星空を降らすのである。
私の心の中にある顕微鏡は、小さな愛さえも肉眼で確認できほどに陶酔して、不恰好な芝生の上で永遠に愛を語り合い、午後の微睡に運命を手繰り寄せる。
大きな口を開いた巨大な傍観と、小さな拍手の中にある偶然な愛情と、不甲斐なさが残る夜がいつまでも鳴り響き....