○ハイライトを引く勉強法は非効率
ハイライトを引いて勉強するのは効率的か?
よく、参考書、ノート、問題集、過去問・・・etc
にハイライトを引きながら勉強している人がいるが、果たして、それは正解だろうか?
実際、ハイライトを引いて勉強したことがある人なら分かるが、ハイライトを引こうが引かまいが、記憶定着にさほど変化は無かったと思う。
確かに、ハイライトを引くことにより、重要なポイントがひと目で分かるようになる。
が、重要なキーワードが何か?という結論だけに目がいってしまい、どうして、そのような結論に至ったのか?というプロセスが見えなくなってしまう。
教科書の中身は全て重要
そもそも、ハイライトを引く以前に教科書の中身は全て重要である。
文部科学省は以下のように教科書を定義している。
教科書とは、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校及びこれらに準ずる学校において、教科課程の構成に応じて組織排列された教科の主たる教材として、教授の用に供せられる児童又は生徒用図書」。
要するに、教科書は全てのページに至るまで要点をまとめた教材である。
先生がまれに資料の端に記載されている内容を出題するが、あれはひっかけ問題ではなく、生徒の視野の狭さを指摘しているだけである。
教科書に限らず、参考書、問題集、過去問も同じように基本、応用事項を織り交ぜながら、ページ数を余すところなく構成されている。
出題される問題形式が一問一答なら重要な箇所にハイライトを引いて勉強するやり方は通用すると思うが、実際、キーワード前後の結びつきをいかに素早く思い出せるかが鍵であり、それが自然に思い出せれば連鎖的に解答に繋がる。
ハイライト・再読に関する実験結果はいかに・・・
実際、アメリカ・オハイオ州のケント州立大学のジョン・ダンロスキー教授が中心となった心理学の研究グループの調査では、ハイライトを使った勉強法は、テキストを読む以上の効果が見込めないとのこと。
ハイライトを学習記録に活用するのはあり
個人的な見解にはなるが、ハイライトを学習記録として活用してみてはどうだろうか。
色別に復習期間の印として活用するのは大いにありだと思う。
また、勉強のモチベーションを高めるために、ハイライトを駆使するのも、個人的にはベストな勉強方法かもしれない。
最後に
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