勉強の集中力が続かない時の対策について
目の前の勉強に集中して取り組まなければいけないのに、周囲の音が気になったり、ついスマホをいじってしまい、集中できなかった経験はありませんか?
また、多忙な生活の中で上手く勉強をやりくりできず、不安や焦りが募り、勉強どころではないと思ってしまう...
今回、こちらの記事では、集中力が続かない原因、集中力を維持・改善するための対策を解説していきます。
勉強の集中力が続かない原因とは?
目の前の勉強に集中できなくなる原因は、心身が不安定な状態であったり、勉強環境が整っていないためである。
ストレスを上手くコントロールできなくなると、イライラ、不安、落ち込みなどが起因して、生活習慣が不規則になり、うつ病といった精神疾患を発症してしまう...
また、勉強環境においては、知らないうちに、独自の勉強環境を作ってしまい、歌詞のある音楽を聴きながら勉強、他の作業と並行しながら無意識にやってしまっているケースがある。
次章では、勉強に集中できない主な代表例を取り上げ、個別に解説していきます。
勉強に集中できない主な代表例
勉強に集中できない主な代表例は以下である。
- 机の上が勉強に関係ないもので散らかっている
- 満腹状態
- 具体的な勉強目標を設定していない
- マルチタスク状態になってしまっている
- 勉強を嫌々やっている
これらの問題が解消できれば、勉強の集中力が格段にアップする。
それでは早速個別に解説していきます。
机の上が勉強に関係ないもので散らかっている
机の上に、前の時間に取り組んでいた課題が残っていたり、筆記用具が出しっぱなしになっていたり、読みかけの本が置かれている...
このように机の上がきちんと整理整頓できないタイプは、常に机の上をきれいにする習慣を身につける必要がある。
机の上が余計なものでいっぱいになったら一旦片付けをする、また、その時間に取り組む課題以外のものは出さないといった心掛けをする。
勉強前後に机の上を整理するといった習慣を身につけることができれば、集中力が格段と改善されるので少しずつ取り入れていって下さい。
満腹状態
ヒトは満腹状態になると、体のエネルギーが消化活動に集中してしまうため、脳に栄養、血流が上手く行き渡らなくなる。
そのため、眠気が発生したり、頭が上手く回転しなくなってしまう。
ランチの時にお腹いっぱい食べると、急激に眠くなる原因は、食後に血糖値が急激に変動し、それを抑えるためにホルモン分泌がされるからである。
なので、食事をするときは常に腹8分目までに抑える心がけをしましょう。
また、食べるときは常温の水を一杯飲む、よく噛んで食べると、食べ過ぎ防止に繋がります。
具体的な勉強目標を設定していない
勉強する上では具体的な勉強目標は欠かせない。
将来的に自分はどうなりたいのか、何をしたいのかが明確に分かれば、自然と勉強する意義は見えてくるものである。
特別やりたいことがなければ、どうすれば社会貢献できるのかという考え方にシフトするだけで簡単に目標設定も可能だ。
あと、注意しなければいけないのが、あまりにも現実からかけ離れた勉強目標を設定してしまわないことである。
期間内にこなせる問題集の量というのも、ある意味決まっているので、自身の学習レベルと照らしわせて最適な勉強目標を設定すると良い。
マルチタスク状態になってしまっている
マルチタスク状態とは、複数のタスクを同時並行し処理している状態のこと。
そもそも、脳はこのようなマルチタスクをこなせる作りにはなっておらず、一度に複数の作業をすることは苦手である。
勉強が得意な人は、一度に多くのタスクを処理しているのではなく、スケジュール管理を徹底し、シングルタスクで丁寧に積み上げているのが特徴である。
事前に一日のTODOリストを作成しておき、それを一つずつ丁寧にこなしていく...
また、その際は必ず数字で管理し、モチベーションのコントロールも行うように心掛ける。
最初は難しいように感じるかもしれませんが、次第に慣れてくるので、今までできていなかった方はこの機会に切り替えて下さい。
勉強を嫌々やっている
勉強は嫌々取り組んでも身につくものではない。
誰かに強制的にやらされたところで、自分でそれを学ぶ意義が分かっていない限り、理解しろというのは難しい話である。
野球、サッカー、ゲーム、音楽、ピアノ...何かに熱中している人はただ好きなことをしているだけで、それに関連する知識を自然と吸収する。
つまり、好きと集中力には相関関係があり、好きの度合いが高ければ高いほど、それに関する知識の強度も増していく。
ので、まずは目の前の勉強を好きになることから始めなければならない。
正直、学校の勉強はつまらないし、将来役に立つかどうかは専門分野によって異なってくる。
ただ、生涯学習という観点から見ると、そこで学ぶ知識は大きなコミュニティに属するために欠かせない一つの要素というのが見えてくる。
恐らく、そういった考え方に繋がれば、自然に学びが好きに変わると思う。