何でも気になったことは積極的にメモを取る
人生を変えるためには何を始めるべきかと問われたら、迷わず、メモを取ることを推奨する。
ただ、メモといっても日々の簡易的な興味関心のあることを書き残したり、感情の具合を表に表したりするだけではなく、もう一歩踏み込んだレベルまでメモを取るように心がける。
長年、似たようなメモを取っているのであれば、そのメモを取る際の切り口が間違っていたり、不足している知識を怠慢で押し切ろうとしている強欲さがあるかもしれず、無意識の内に何かに決心し、納得し、諦めている可能性が高い。
メモというのは、現状の心の表しを文字に起こし、客観的な事実として述べる作用がある。
また、その文字の具合に関しては鋭敏さに長けていれば即効性のある直感ありき、深考に長けていれば一部の気になる箇所の抜粋、及び、その解決策に至るという訳である。
思考している内容に関して、どうでもいいと思ってしまっているものもあるが、それが堂々巡りしている場合は一度書き出して、ループしてしまっている接着剤的な単語を見出し、それに対しての適切な解、ない場合もあるが、埋めることができればループを止めて、前に進むことができる。
メモで人生を変えることができるという本の大半が、今までの自身の経験をまとめ、現状何ができるのかフォーカスした上で行動に落とし込んだから偉業を成し遂げることができたというのがカラクリである。
人知的な神様がいるとしたら、それはまさしくレベルの高いメモのことである。